素人とプロカメラマンの写真の決定的な違い
今年大学に入った姉は、地元の学校を選んだこともあり実家から通学しています。本人曰く、「下宿しないで学校に行けるなら、その方がお父さんたちの負担も少ないし、私自身も余裕が出るでしょう?」とのこと。
僕の姉は女性らしからぬ「実利主義」な性格をしていますが、実に彼女らしい合理的な判断に、父も母も、そして僕もある意味感心したものです。
さて、このような経緯で高校時代から変わらず、実家から学校に通っている姉ですが、一つ昔とは変わったことがあります。それは、大学に入ってから「カメラ」を趣味に加えたことで、今日も国内一流メーカー製の一眼レフを持って出かけていきました。何でも学校でカメラ撮影サークルに入ったということで、今日は軽井沢の風景写真を撮りに行くとのことでした。
あいにく僕は写真の趣味は無いため、カメラの何が楽しいのかは分かりかねてしまいますが、姉が言うことには「私たちのように素人と、プロカメラマンの写真には決定的な違いがある」とのことです。その違いとは、もちろんカメラを自分の思い通りに扱う技術のこともあるようですが、何よりも素人とプロの明確な差は、撮影する「構図」にあるのだとか。
切り取られた風景とも言える「写真」の中に、いかに人間が美しいと感じる要素を組み込めるかが、姉が言うところのプロかノンプロかの違いとなるようです。